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教会のパイプオルガン

当教会の専属オルガニストがドイツで出会ったのが、パイプオルガン建造家の横田宗隆氏。それから8年という長い年月を経た2017年、宗教改革500年を祝う記念行事として、オルガンの製作が始まりました。

横田氏は若い頃からアメリカでオルガン作りを学ばれていました。1994年よりスウェーデン国立ヨーテボリ大学音楽学部客員教授、「17世紀北ドイツオルガン製作研究プロジェクト」の音響部門・調査・研究・製作の主任として奉職されてこられました。1984年にカルフォルニア大学100周年記念事業として、今世紀初の現場で大オルガンを製作されました。また、1992年には教会員たちと共にカリフォルニア州の教会のオルガンを製作され、最近ではイーストマン音楽大学やコーネル大学礼拝堂のオルガンを設計・製作し、米国の雑誌で「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれました。

横田氏は17~18世紀におけるヨーロッパの伝統的なオルガン工法に精通し、近年合理化によって失われてしまった音や表現方法の復活を図っておられます。

オルガンは2018年復活祭に完成予定ですが、その前の2017年11月に一般にお披露目される予定です。
2017年9月からオルガン設置作業が本教会で始まり、今はオルガンバルコニーにケースも建てられ、ローラーボードやウィンドチェストの作業が進められています。

完成後、教会に一歩足を踏み入れたら、日常を忘れるような《癒しの場》になる事でしょう。

 

<参考>横田氏インタビュー記事と動画は、こちら↓

http://www.nsk-nakanishi.co.jp/industrial/itoshikimonotachi/12/index.html

『愛しきものたち』(株式会社ナカニシWebサイトより)