お知らせ

教会のオルガン

写真:教会堂から見上げた横田オルガン



私が横田さんに我教会のオルガンを作って頂けるかどうか打診のメールを送ったのは、2013年1月のお正月休みの時でした。私達は1991年にドイツで始めてお会いしてからオルガンビルダーとオルガニストという立場でそれぞれの地で仕事をしてきましたが、その依頼から5年を経た2017年に宗教改革後500年を祝う記念行事として一緒にオルガン製作が進められています。

横田さんは若い頃からアメリカでオルガン作りを学ばれ、1994年からスウェーデン国立ヨーテボリ大学音楽学部客員教授。17世紀北ドイツオルガン製作研究プロジェクトの音響部門、調査、研究、製作の主任として奉職されてこられました。

1984年にカルフォルニア大学100周年記念事業として大オルガンを今世紀初の現場製作をされました。また1992年にはカリフォルニア州の教会のオルガンを教会員たちと共に製作され、最近ではイーストマン音楽大学やコーネル大学礼拝堂のオルガンを設計・製作し、米国の雑誌で「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれました。

彼は17・18世紀のヨーロッパの伝統的なオルガン工法に精通し、近年合理化によって失われてしまった音や表現方法の復活を図っておられます。

写真:コンソール・ここに手鍵盤が付きます。



“ 現在の最先端の一つは《古いものを古いままに作る》こと”

オルガンは2018年復活祭に完成予定ですが、御披露目は11月です。
2017年9月からオルガン設置作業が本教会で行われて、今はオルガンバルコニーにケースも建てられ、ローラーボードやウィンドチェストの作業が進められています。



写真:オルガンバルコニーから見た会堂の作業風景


完成後には、教会に一歩足を踏み入れたら、日常を忘れて《癒しの場》に《スピリチュアルな空間》になる事でしょう。

(文責: 当教会音楽監督およびオルガニスト 松波久美子)2017/10/10

 

<参考>横田氏インタビュー記事と動画は、『愛しきものたち』(株式会社ナカニシWebサイトより)でご覧いただけます。